青山有希・喜田智也・小湊真衣 編著

定価:本体2,000円+税

2021年5月中旬刊行(ネット書店は6月上~中旬より発売)
A5判並製/256頁
ISBN:978-4-909942-14-2

第2回・3回公認心理師試験(2019・2020年)の問題を新たに組み入れた第2版を刊行!
最短で合格できる、効率重視の問題集!正答するためのテクニックが満載!記憶力のみに頼らない解答法を詳細に解説!
「公認心理師は唯一のカウンセラー国家資格です。働きながら挑戦・合格した著者たちによる合格のコツ満載の1冊。」(菅野純、早稲田大学名誉教授・臨床心理士)
「合格のために日常業務や家庭生活を犠牲にしたくない人には必携!著者陣による技術の粋を集めた良書です。」(藤井靖、明星大学准教授・公認心理師・臨床心理士)。
本書の「特長1」:点を取るための技術(「点を取る技術」「点に差がつくミニ知識」「キーワード解説」)を豊富に紹介しています。公認心理師試験はすべてマークシート方式ですが、問題作成者が考えるマークシート方式特有の「ひっかけ方」を本試験過去問・オリジナル問題をもとに具体的かつ詳細に解説しています。これを身につけることにより、知らない用語が出てきても正答にたどり着けることができます。
「特長2」:各章を5節に分けた構成にしてあり、「今日はこの節」「明日はこの節」など、隙間時間に学習できるようにしてあります。
「特長3」:上下巻合わせ全245問(本試験過去問124問、オリジナル121問)の解説は、あたかも自分が解いているような「正答を導くまでのプロセス」が詳述されているので、本番に自信をもって臨めます。
「特長4」:合格するために欠かせない事例問題(普通問題は1問1点、事例問題は1問3点)の対策に多くページを割いていますが、点を取る技術の紹介だけでなく、事例をより具体的にイメージできるように、現在心理職の実務についている方々(スクールカウンセラー、家庭裁判所調査官、病院職員ほか)の仕事紹介もコラムとして収録しています。
「特長5」:約700項目の索引を掲載しています。事項・人名をきちんと理解しているか、どのように出題されているかの確認から辞書的な役割まで、単なる問題集にとどまらない広い活用が期待できます。

目次
はじめに、点を取る技術
1.公認心理師としての職責の自覚(公認心理師法、秘密保持義務、信用失墜行為の禁止、多重関係、地域連携)
2.問題解決能力と生涯学習(自己課題発見と解決能力、生涯学習への準備)
3.多職種連携(多職種連携とは、家族との連携、チーム医療、支援に関わる専門職と組織、自己責任と自分の限界)
4.障害者(児)の心理学(ICF(国際生活機能分類)、発達障害、発達障害者支援法、障害者差別解消法、特別支援教育)
5.心理状態の観察及び結果の分析(インテーク面接、テストバッテリー、フィードバック、関与しながらの観察、構造化面接・半構造化面接)
6.心理に関する支援(日本の心理療法、認知行動療法、人間性心理学(1)、家族療法、事例問題)
7.健康・医療に関する心理学(ストレス、ストレスコーピング、心身症、生活習慣病、がん(1))
8.福祉に関する心理学(貧困(生活困窮)、児童虐待、里親制度、認知症、アウトリーチ)
9.教育に関する心理学(スクールカウンセラー(SC)、いじめ、不登校、チーム学校、コンサルテーション)
10.司法・犯罪に関する心理学(少年法、医療観察法、裁判員裁判、DV防止法、その他法律問題)
11.産業・組織に関する心理学(ストレスチェック制度、ハラスメント、キャリアコンサルティング、ダイバーシティ、ワーク・ライフ・バランス)
12.精神疾患とその治療(精神疾患の診断分類、統合失調症、大うつ病性障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、パーソナリティ障害)、事項索引、人名索引

編著者紹介

青山 有希(あおやま ゆき)
現職:東京女子体育大学・東京女子体育短期大学専任講師、十文字学園女子大学非常勤講師、早稲田大学人間科学部e-school教育コーチ。
学歴:早稲田大学人間科学部卒業、早稲田大学大学院人間科学研究科修了。
資格:公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、修士(人間科学)。
略歴:大学院終了後、主に教育・発達臨床場面(教育相談室・スクールカウンセラー・乳幼児健診)を中心に臨床活動をしている。アクティブに動ける臨床家を目指している。「伝える」「教える」仕事も大好きで、大学では「きらりと光る専門職」の養成に力を注いでいる。そのために、自分自身もきらりと光る臨床家・教員・母であるべきと考え、日々奮闘中。

喜田 智也(きた ともや)
現職:株式会社ポルトクオーレ代表取締役、NPO法人マインドフルネスリテラシー協会理事長、神戸旧居留地心理療法研究所所長、早稲田大学人間科学部e-school教育コーチ。
学歴:早稲田大学人間科学部卒業、早稲田大学大学院人間科学研究科修了。
資格:公認心理師、臨床心理士、専門健康心理士、産業カウンセラー、心理学検定特1級、修士(人間科学)、MENSA会員。
略歴:大学院終了後に株式会社公文教育研究会で勤務。その後、産業場面を中心に臨床活動をしている。その他、早稲田大学人間科学部e-school教育コーチとして認知心理学や統計学を担当、予備校にて公認心理師試験、臨床心理士試験他対策講座などを担当し、特に試験対策においては「『技術』を用いて『最小限の知識で合格』」をモットーに教育活動をしている。

小湊 真衣(こみなと まい)
現職:帝京科学大学教育人間科学部こども学科講師、一般財団法人田中教育研究所非常勤研究員、共立女子短期大学ほか非常勤講師。
学歴:早稲田大学人間科学部卒業、早稲田大学大学院人間科学研究科修了、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。
略歴:大学院在学中より、関東の複数の大学にて非常勤講師を務める。主な担当科目は「発達心理学」「教育心理学」「子ども家庭支援論」「教育相談」「心理データ解析演習」「心理学実験」など。田中教育研究所では、知能検査の実施や発達検査の開発などに携わっている。